2019年12月高知機型工業株式会社にオーダーメイドのFiberレーザーマーカーを納品しました。
納品前、高知機型工業株式会社の専務と一緒に中国のAEONレーザーメーカーに行って装置を見学してきたところです。オーダーメイド品であり、いろいろこだわりがありましたが、装置の構造と仕組み、対応範囲等諸条件を果たすため、今回企画から設計まで細かくやり取りをしながら装置のワークサイズと機能及び装置の色まで決めてきました。担当者と細かい打ち合わせを数十回繰り返しながら、設計と寸法を決めました。良い勉強にもなりました。
現場では熟練の技術者が鋳造用の砂型に使うアルミ板に回路を手書きする必要がありました。その回路は一回使うと消されてしまうので、回路をデジタル化にして、アルミ板上にそのＣＡＤ図形を永久刻印が残せる装置を考えてきました。高価なFiberレーザーカッティングマシンを導入しなくて、このワーク移動式Fiberレーザーマーカーで対応ができるようになります。ワーク移動式のFinberレーザーマーカーではヘッドが移動しながら図形の罫書きができます。
専用ソフトを利用して、ヘッドがXとY軸方向に移動ができ、ハイスピードでマーカー加工が行われます。高知機型工業株式会社では、Finberレーザーは金属に対して加工ができるため、アルミ、ステンレス、鉄など板金加工と名盤作成、刻印等にも利用しているそうです。
ワークエリア：800×800㎜ （厚み200㎜対応）※ヘッドがZ軸移動可能）
使用レーザー：Fiberレーザー空冷30W